ネットサーフィン と聞くとインターネットで次々にサイトをたどり情報を閲覧する事。とある。波乗りにたとえて作られた造語だ。
自分も日々やっているなと思う。
この情報過多な時代にあふれる情報から自分に必要なものを選ぶという事を、どれくらいの人ができているのだろうか?
コロナ騒動が始まってこの方、数々繰り出される情報は一体どれが本当で意味のあるものなのか。一市民である私如きでも振り回されないようにアンテナをピンと張っていなければ、搾取がわに持っていかれそうになってしまうのだ。
自分のスマホに出てくる情報が、自分の好みなものに誘導されている事実を、どのくらいの人がわかっているのだろうか。
私たちが利用しているWebブラウザには、情報を保存するCookie(クッキー)という仕組みがあり、そのクッキーには、ユーザーのログイン情報や閲覧履歴が蓄積される仕組みになているというわけだ。
個人を特定されるわけではないが、ターゲティング広告でいつも自分好みの広告が出てくるように誘導されているという仕組みだ。
これによって、購買欲を掻き立てられたり、ある意味必要でも無いのに情報の波を浴びせられている。
この事実を知ったら、操られてる感を持ってしまうのは否めないのではなかろうか。
ネットで買い物をしたことがある人なら経験はあるだろうが、購入した商品が三流品だったり、広告とは違ったりしたことがあるだろう。
これ自体はお金の無駄だが、心を搾取されたわけでは無いから良しとしよう。
しかし厄介なのが、情報には心を搾取されてしまう危険があるというのも事実だ。
あふれる情報に次々翻弄されて、思い込む。そして、思い込んだ情報に基づいて行動形成されてしまう。その情報に、これをした方がいいとか、これを使った方がいいなどと商品のお勧めが合わさったりするとそれが爆発的に売れて企業が儲かる仕組みになっているのだ。
私たちが情報を精査する時、何もない平時ならば、穏やかな気持ちで自分に必要な事や物を選べるかもしれない。しかし一方で、パンデミックや災害や事件など何か命の危険を感じるような出来事が起こったときには、溢れ出してくる情報に押し流されてパニックになる心理も、またある意味利用されているのではなかろうか。
情報過多な現代にいおて、スマホやパソコンの画面から出てくる情報の波は無意識のうちに自分で考えるという能力さえも奪い取り、骨抜きにされかねない。
生き物は元来、自分に不必要な物事や生命が脅かされるような出来事に関しては、感が働くとか五感が働くとか言うように、もっともっと鋭敏な感覚を持っているはずだ。
しかしながらその感さえも繰り出せないほどに、情報の波に飲まれてしまっている。
本当にそれはあなたに必要ですか?
これが今、まさに自分やあなたに投げかけたい一言だ。
みんながそうしているから、周りの目が気になるから、テレビが言っているから、ネットで出てたから、と鵜呑みにして自分の思考を停止してはいないだろうか?
久々すぎて少し辛口になってしまったが今日はこの辺で。
かしこ