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歯科衛生士の就職事情!

歯科衛生士の就職事情!

これは間違いなくサバイバルな環境だ。なぜか?

私が資格を取った20年以上前と現在では、時代が進み労働者の権利とか就業条件などもどんどん変化している。

昭和22年に制定された「労働基準法」施行後70年以上経ったいまだに、大小多くの事業者に重大な違反行為があるのが現状だ。

新卒の皆さんや再就職・転職組の皆さんはいったい何を基準に就職先を選ぶのか?

❶ 給与賃金(ボーナスも含む)

❷ 労働時間、休憩、休日及び年次有給休暇

❸ 立地

❹ 院長の人柄

❺ スタッフの雰囲気

❻ 歯科医院のコンセプト

❼ 自分のやりたい分野の選択

ざっと挙げれば、大体にこの辺りの項目でチョイスする事になる。

歯科業界で一番の大手は大学病院。これはもちろん、大きさから言っても、スタッフの数から言っても、きちんと労働基準の整備された職場環境であるのだが、誰でも入れる就職先ではない。おそらく歯科衛生士の中でも、その大学の直属歯科衛生士学校の学年エリートの数名しか入職出来ないであろう狭き門だ!

法人化されている様な従業員の多い歯科医院も社会保険や福利厚生についても程よく整備されていることが多い。これは、大勢の中で上手くやっていけるコミュニケーション術や、色々なドクターにうまく合わせる事ができる適応力が必要だ。

それ以外は個人経営の歯科医院がほとんどで、労働基準法に照らし合わせて就業基準を立てている医院は少ないのが現状だ。

院長は歯科技術のプロフェッショナルだが、経営のプロフェッションではないからだ。

歯科衛生士本人も、大きな企業などで働いた経験がなければ、労働環境が過酷な業界だという認識すら薄いのかもしれない。

経験を積んだり、転職を重ねたり、世間の常識を見聞きしたりしなければ、この雇われる側の弱さに気づくことすら出来ない。

現代では、おかしいと思えば、ネットで検索して大概の情報は調べられるし、労働基準監督署に出向けば、相談にも乗ってくれる。

もし、辞めるほどではないが改善してほしい労働条件がある人は、まずは雇い主と直接労使交渉をしてみることだ。大きな大企業では「労働組合と労使交渉をして〜」などと、労働組合が従業員の代表者として、会社と交渉をしてくれるわけだが、小さい規模では同僚や個人でどんどん交渉をするべきだと私は思う。

とは言え、雇われる歯科スッタフという立場は思いの外、立場が弱いのも現実。

新卒で入職するときには、十二分に考査したい。

今日はこの辺で

かしこ

 

 

 

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