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思いつくまま・気の向くまま
我が家のお話し
今日のわたし

95歳のおばあちゃん!お母さんは125歳?

お口の体操しようか?と誘いに声をかけた時の一幕。

「私何歳だっけ?忘れちゃったよ!」と言うので、95歳だよ!と伝えると

「まあもうそんなに生きないからさ!口なんてどうでもいいわよ。」と言う。

いつももうめんどくさいからさ!とあまり乗り気ではないおばあちゃん。色々な記憶が混同していて面白い話もたくさんしてくれる方だ。

認知症の方たちの記憶はとても不思議。

超高齢化社会を迎えた日本では、4人に1人が65歳以上の高齢者となっている現在、認知症という言葉をよく見聞きする。私も職業柄、仕事のに着く前には学問としての「認知症」を机の上で勉強はした。

色々な症状があるし、本当に千差万別!一人一人がみんな違ってみんないいのだ。個性があって、カラーが違って、こだわる所も皆違うし、できる事もそれぞれ違う。

口を看に行ったのに、世間話にむかし話 はたまた家族の話や昔の恋愛の話など そのお口から繰り出されるお話は多彩だ。

長年お付き合いしていると、人生の大先輩なのに可愛くなる。口を触られるのが嫌だと言ってバンバン叩かれる事もあれば、そっぽを向かれる事もあるが、みんなみんな正直者だ。

嫌なものはイヤ。いいものは良い。そこにお愛想はないのだ。

お天気の良い日にはご機嫌よく、お天気の悪い気圧の低い日には本当にそろってご機嫌が悪くてコミュニケーションが取りにくい。あゝ人間は自然の中で生かされているのだな!と実感する瞬間なのである。

だからピュアな認知症の方に向き合ったとき 色々な症状やできない事もあるけれど、『どんな気持ちなのかな?』と思いながら話を聞いている。これは本当に大事だと実感している今日この頃。

昔の光景や出来事が走馬灯のように出てきて、私の知らない古い時代の話を聞かせてくれる。記憶がごちゃごちゃしている時も多いが、私にとっては何回聞いてもとても新鮮で楽しいお話。

先ほどのおばあちゃん! 「お母さんは生きてるよ!私より30歳上。」と真顔で言う。

彼女の中の真実はたった一つ。お母さんは生きている。

私 「そうだね。じゃあ125歳だ。すごいじゃんあ母さん。」と話し返す。

彼女 「ほんと生きてるよ!お母さん。」 と嬉しそうな顔をした。

また話そうね!

今日この辺で                          かしこ

 

 

 

 

 

 

 

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