ここ2〜3日、お天気どんより体調もどんよりだった。とかく気圧が低いと頭痛がしたり、体がこわばって首や肩が凝ったりすることが多い。
最近ではこれを 「低気圧不調」と言うらしい。
低気圧が多く通過する春や秋、梅雨や台風の季節には、体調不良を感じることが多いと思う。
原因は諸説あって、内耳が気圧の変化を感じて身体の働きを調整する自律神経のバランスが崩れ、不調を起こす。とか、体内の水分バランスが崩れて余分な水分が貯まる事で、脳内の血管が拡張。目の周りの神経を圧迫し炎症を起こす事で頭痛が起きたりむくみが出たりする。
わたしは年齢を重ねるごとに、お天気によって体調に変化が多くなった。若い時はあまり気に留めたこともなかったし、頭痛がすれば頭痛薬を飲んだりして過ごしていた。
もちろん仕事が立て込んでいたり、大事な行事があったりすると、それだけでも緊張から筋肉の強張り→頭痛 となりやすいのだが、ある時期からお薬をあまり使わずになんとかできないか? と考えるようになった。
不調の時、自分の身体をよく観察していると、頭痛や凝りの時には必ずと言ってよいほど呼吸が浅いのだ。不調だから、胸の上の方で浅い呼吸をしていると気づいたのだ。
胸を開いて、なるべく深い呼吸をゆっくりと。イメージとしては、凝っている所や頭痛の頭に酸素を届けてあげているように。
それからゆっくりとストレッチや首肩をほぐすような動きをする。呼吸のコントロールは、意識的になんとかできる。
体内の水分バランスが悪い場合はなかなか難しいが、ちょっと「むくみ」について調べてみよう。
〜むくみ〜とは
皮膚の下に余分な水分が溜まった状態。人間の体は60%が水分で、40%が細胞内、20%が細胞外にある。このうちの細胞外液(血液や細胞と細胞の間にある組織間液)は毛細血管で行き来しているが、そのバランスが崩れて余分な水分が貯まると、むくみになるわけだ。
〜むくむから水分を控えるのは間違い
人間の体は適切な水分割合があり、水分が足りなけれは喉が渇き、多ければ尿として排出されるようにできている。だから、水分を多く取ったからといってむくむわけではないし、意外と勘違いしている人が多い。
〜むくみの主な原因は
むくみの主な原因は、血液循環の不良。細胞外液は毛細血管を通じて行き来し、細胞に酸素や栄養を届けたり、老廃物を除去したりしているが、血液循環が悪くなれば、そのバランスも崩れてしまい、組織と細胞の間に余分な水分が溜まってむくみとなる。
〜血液循環の悪さと血中酸素濃度
一概に血液循環不良の原因を特定はできないが、血中酸素濃度を十分に確保するには、浅い呼吸ではなく、しっかりと深い呼吸で血中酸素濃度を確保したい所だ。それと同時に、体の隅々まで酸素を届けるべく、軽く身体を動かし、抹消まで細胞に乗せて酸素を運んであげたい。テレビを観ながらできる程度のストレッチや入浴による血液循環の改善などが、「低気圧不調」や「むくみ」「頭痛」の改善法に出てくるのは、身体の水分バランスの崩れによりそれらの不調が起こされやすいことがわかっているからである。
では 「呼吸」について少し考えたい。
呼吸が止まってしまえば命が終わってしまう様に、生まれてこの方この『呼吸』について、誰から教わる!といった様なものではないので、さほど気に留める人は少ないだろう。
しかし、現代人は呼吸が浅い人が増えているという。
何かに熱中して息を詰める。という場面を考えてみると、昔に比べてスマホやパソコンを見ている時間の増え様といえば、すざましい。
このコロナ禍ではリモートワークが当たり前のようになり。本来ならリラックスできる空間の自宅でも、パソコンと睨めっこする現代だから、知らない間に息を詰めているかもしれない。
また、ストレスでも息が浅くなる。自律神経は交感神経と副交感神経な分かれており、ストレス状態の時には、交感神経優位で興奮の刺激を全身のさまざまな器官に伝える。車で言えばアクセルを踏んだ状態の様なもの。興奮している時には、浅く早い呼吸と想像していただけるとわかりやすい。反対に、寝ている時にはリラックスして深くゆっくりとした呼吸。これは副交感神経優位だ。
筋肉の緩みリラックスの状態で、深くゆっくりとした呼吸で酸素を取り込む!
これが意識的にできたら、心地よさはいうまでもない。
身体の不調とお天気、忙しさや緊張など 関係ありそうだな!と思うあなた。
薬を飲む前にリラクゼーションや軽い体操・ストレッチ。そしてゆっくりとゆったりの深い呼吸をぜひやってみよう!
では今日はこの辺で
かしこ